新年度が始まりまして、色々な変化を感じる頃ですが、中でもFacebookをやっている人にとってはいろいろな変化がある時期なのではないでしょうか。新しく増えた友達や、ステータスの更新など、一度やり始めたら止まらないんですよね。
そんなFacebookを作った、マーク・ザッカーバーグ。今回からは、彼の自伝的映画、ソーシャル・ネットワークから勉強していきましょう。
果たして、ザッカーバーグ氏はどのようにしてFacebookを作ったのか。その最初の衝動と、それをめぐる人間関係の変化とは。ドキュメンタリー風の映画になっていますので、気になる人は是非チェックしてみてくださいね。
(出典:Sony Pictures Entertainment Japan lnc.)
[Today’s phrase]
物語の序盤、主人公であるマークはガールフレンドと食事をしている途中で彼女にフラれてしまいます。手痛い屈辱を味わった彼はそのまま大学の寮に戻り、彼女に些細な復讐を決意するのですが……。
このフレーズは、そんな彼の言葉。ここで重要なのは、what if…という表現でしょう。What if…で、「~だったらどうするか」の意味です。What’s a problem if…の、a problemの部分が落ちた形だと考えれば分かりやすいでしょう。
加えて重要なのは、what ifに続く文章は通常の疑問文のように倒置することがないという点です。これは、省略前の What’s a problem if…を考えれば、既にifの手前までで疑問文としての体を成しているからであることがわかりますね。
このように、疑問文であるにも関わらず倒置しない文章というものが存在します。その他使用頻度が高いものとして、how come…?の「どうして~なのか」もまた、疑問文でありながら見た目には倒置しません。
実際に訳してみると、ここでは「10時でなくて、そして火曜日の夜だ」という意味の文章が後ろに続いていることから、「まだ10時にすらなってなくて、しかも火曜日の夜だったらどうする?」というのが直訳になりますが、マークは苛立っていて彼女に復讐心を燃やしていることを考えれば、ここでは反語的に次のように訳されるべきでしょう。
≪日本語訳≫
[Today’s question]
次の文章の意味を考えて、和訳してみましょう。
what-ifsの部分から、これがwhat ifと関連していることがわかるでしょう。このように、様々な品詞が名詞として使われることはよくあります。例としては、I have many can’ts as you have.(君に出来ないことがあるように、僕にだって出来ないことが沢山あるのさ)などといった表現があります。
そしてwhat-ifが「~だったらどうするか」という意味であることを鑑みれば、次のように訳せればOKでしょう。
≪翻訳例≫
今日はこの辺で!