今話題のフィリピン留学も実は数年前までその知名度はほとんどありませんでした。当時はフィリピンで英語を学ぶことに疑問をいただく方も多かったと思いますが、現在では留学に限らずオンライン英会話の世界でもフィリピンの英語に注目が集まっています。
そして、なんといってもその魅力は価格!低価格でワンツーマンのレッスンがたくさん受けられるということで多くの学生や社会人を中心にフィリピン留学を経験される方が増えているようです。近隣のアジアの国、韓国や台湾ではワーキングホリデーの前にフィリピン留学を経験するのは王道のパターンとなっているようです。
では私の経験を元にフィリピン留学における学校選びの方法をご紹介します。
- ◆フィリピン留学先選び、どこの都市がいいの?
- ◆女の子だから治安がいいところを選びたい。
- ◆イロイロってどんなところ?
- ◆実際にフィリピンの人気リゾート地へ行ってみた!
フィリピン留学先選び、どこの都市がいいの?
フィリピン共和国(the Philippines)は、約7,000もの島から成り立っています。どこの都市に行くか迷いますね。英語の学習環境、安全面や生活の利便性を考えて、自分にベストな留学先を選びましょう。一口にフィリピンといっても様々な島や都市があります。フィリピン留学における人気の都市をご紹介します。
セブ島(Queen City of the South)
(出典:4travel)
多くの留学校があり最も多くの学生がこの地を選びます。もう1つの人気の秘密はなんといっても格安で楽しめるレジャーの数々!大型のショッピングモールもあり生活の利便性もよい!
マニラ(The Pearl of Orient)
言わずと知れたフィリピンの首都です。事前にフィリピンの知識のない方が飛行機でここに到着する際に、自身のイメージとの違いに多くの方が驚くことでしょう。東京顔負けの高層ビルが立ち並んでいます。
イロイロ(City of Love)※私の留学先
日本でいうところの都会から少し外れた場所といったイメージです。都心ほど騒がしくなく、かといって田舎のような不便さもありません。治安がよいことでも有名です。
バコロド(City of Smiles)
イロイロ同様に治安のよい場所です。ただこちらは田舎、つまり東南アジア色が他のエリアよりも強く、海外の雰囲気を感じながら英語を学びたい方に最適です。毎年10月にはマスカラフェスティバルという有名なお祭りも開催されます。
クラーク(Little Calfornia)
経済特別区でもあり、また以前にアメリカの空軍基地であったという影響からネイティブ講師が多い場所として有名です。各種試験対策をしっかり取り入れている学校も多いです。また基地などがあった影響から治安もよい状態が保たれているようです。
女の子だから治安がいいところを選びたい。
留学にあたり私が1番気になったのは治安でした。フィリピンは後進国ですが、アメリカ同様に銃社会です。そのため、学校を決める際には地域の安全性及び学校のセキュリティ状況を最優先に考えました。そして、私が列挙した条件は下記の通りです。
地域の選び方
条件1:治安がよい
シンプルな理由ですが犯罪発生率が低い地域であること
条件2:田舎過ぎず、都会過ぎない
都会より空気の澄んだ場所でゆったりと勉強したい。ただ田舎は電気や水道などのインフラが心配。また生活必需品も揃わないのではないかという懸念から、両方の魅力を併せ持つ地域を探しました。
条件3:ショッピングセンターが行動圏内にあること
すぐ近くなくてもいい、でもやっぱり必要になったら欲しいものが買える、日本食が食べられるという安心が欲しかったので、これも条件に加えました。
条件4:.ボラカイ島へのアクセスがいい!
これは私の個人的な目標の1つで、フィリピン留学中にボラカイ島へは「絶対に行く」と決めていました!世界一美しいビーチとも呼ばれる地を訪れるチャンスを逃すわけにはいきませんでした。
学校の選び方
条件1:セキュリティがしっかりしている宿舎
フィリピンではホテルや商業施設はもちろん、マンションやアパートにも警備員が常駐しています。もちろん、自身の宿泊先にも同様の条件を求めました。ただ、フィリピンのほとんどの学校やその宿舎には警備員が常駐しているようです。
条件2:宿舎と学校が近いこと
せっかくの貴重な留学体験の時間を通学に費やすのはあまりに勿体ないと考え、学校と宿舎が一体型となった学校というのを条件に入れていました。
条件3:日本人が少ない
外国人の友達を作りたかったので各学校の提示している最新の国籍比率を見て日本人が少ない学校を選びました。当然、日本人が少ないということは英語を話す機会が増えるということになり英語力の上達にも繋がります。
条件4:学生寮で外国人とルームシェアができる
英語を話す環境に慣れておきたかったので。申し込み時点からルームメイトは外国人にしたいと希望していました。学校で習う英語と日常で使う英語を同時に学べて一石二鳥だと考えました。
条件5:セミスパルタ方式
私は、昔から朝早く起きるのが苦手だったので、スパルタ校でよくある朝6時に起きて、朝ご飯前にテストのようなカリキュラムは、後々、ついていけなくなる可能性があるのではないかと思い自分の無理ない範囲で頑張れそうな1日50分×7コマの学校を選びました。
条件6:TOEICコースが受講できる
将来、就職の際にTOEICスコアが必要になるため。また、留学を通してどのくらい自分の英語力が伸びたかを数字で確認したかった為、学校選びの際の必須条件でした。
条件7:マンツーマンレッスンが多い
私の性格上、グループ授業では聞き手に回ってしまうことが多くなってしまうのではないかと考えた結果、マンツーマンレッスンの時間数が多い学校を選びました。
条件に含めなかったポイント
「海が近くにあるか」「日本人スタッフがいるか」「どこの国の資本の学校か」、また日焼けをしたくなかったので毎日海に行きたいという願望もありませんでした。私の場合は基本的な英語が話せたので日本人スタッフがいることも必須条件ではありませんでした。言葉の壁が不安な方は条件に含めるとよいと思います。
その他、資本によって学校のカラーが決まると思います。例えば、韓国資本の学校だと韓国人スタッフが多い、韓国料理中心の食事、韓国人生徒が多い。しかし、そのようなことも特に学校選びの際は気にしませんでした。
そし留学エージェントの方と相談して「クラーク」と「イロイロ」まで絞り込みました。さらに「マンツーマンレッスンが多い」「授業数が多い」「費用が安い」といった感じで条件を絞っていくと、私の場合はイロイロ地域のC&Cという学校になりました。
イロイロってどんなところ?
勉強するには田舎すぎず、都会すぎず、とってもいいところです。想像していたよりも何倍も安全ですごく驚きました。ローカルの方もとても親切でした。明るい時間帯は1人でタクシーに乗っても問題ありません。もちろん、タクシー(学校でタクシー番号を控えておいてくれます)は学校のフロントで呼んでもらったもの、ショッピングセンターからはタクシー乗り場から乗る(タクシー番号の控えをくれます) 等、フィリピンの生活に慣れてきても、気を抜かないようにする必要はあります。
- 〈良かった点〉
- ・安全、綺麗
- ・人がとにかくやさしい
- ・フィリピンのローカル感を味わえる
- ・ショッピングセンターだけでなく、バーやクラブ、ボウリング、映画館もある
- ・ディナギャン祭を観覧できた
- 〈そうでなかった点〉
- ・ローカルの言葉を聞く機会が意外に多かった
- ・他の島と比較すると海の綺麗さは劣る印象
- ・(たまに)子ども達にお金をねだられる
実際にフィリピンの人気リゾート地へ行ってみた!
私が留学した時期が12月~3月だったので週末やクリスマス及び年末年始の学校のお休み期間に旅行することが出来ました。日本と比べると信じられない低価格で素敵な旅行ができちゃうんです。
バコロド
大きなショッピングモールもあって町自体も活気に溢れています。イロイロからフェリーで2時間程。日本式の露天風呂もあるリゾート「Mambukal Mountain Resort」に行きました!このリゾートについては別の記事で詳しくご紹介します。
マニラ
治安には気を付けるように聞いていたので常に防犯ブザーをバックにつけて、アクセサリー等は着用せず、露出にも気を使いました。実際に訪れてみると危険と感じる経験は特にしませんでした。フィリピンに来る前から知り合いのフィリピン人の友達がずっと一緒に過ごしてくれたからかも知れません。
それより治安よりも物価が高いことに驚きました。ジプニー(フィリピンのバス)はイロイロの2倍くらいの料金だったと思います。また、ジプニーに乗ったときに15円程度だとおつりが帰ってこなかったり、観光先で少し料金を上乗せしてとられたりという経験はしました。私が感銘を受けたのは、車で1時間程度行ったところにある自然たくさんのTagaytay(タガイタイ)です。すごく綺麗なところで素敵な体験ができます。ボートを借りて、世界で1番低い活火山タール山に行き、そこで馬に乗って山を登りました。感動!!でも、マニラを旅行する際は十分に気をつけて楽しんでください!
ボラカイ島
(出典:4travel)
ボラカイ島は、世界で最も美しいビーチとしてしばしばその名が挙げられます。ずっと夢に見ていた長く続く白い砂浜と透き通った海の水はまさに楽園そのものです。観光客は欧米人が多く、バーやクラブで過ごす時間はアジアであることを忘れるくらいです。観光地なので物価はかなり高めです。でも、どこのお店もすごく美味しく、ロブスターも絶品でした。イロイロからはバスと短距離フェリーでいきました。
パラワン
パラワンには、エメラルドグリーンの海が広がっています。本当に絵の具をこぼしたような青色や緑色の海です。珊瑚礁もいっぱいでビーチツアーに参加したり、シュノーケリングをしたりしましたが、言葉にできないほどの綺麗さでした。ボラカイ島よりも田舎といった印象。タクシーよりもトライシクルというバイクに乗客が乗る用のサイドカーがついたもので主に移動しました。海沿いに飲食店がずらっと並んでおり、すべての席が海向きに用意されています。夜になるとテーブルの上にキャンドルが灯され、海岸を彩るキャンドルの灯りで夜の海も堪能できます。こちらは、なんとアメリカの雑誌で世界第1位のビーチに選ばれました。
フィリピンはどこも魅力がいっぱいです。フィリピン留学をすることになったら、アジアの外国人留学生と共に毎日の英語の勉強に励むことができると思います!自分に合った都市・学校を探してください。たくさんの島々で形成された国なのでどこの都市にいっても週末のレジャーを満喫できると思います。ぜひ共に学ぶクラスメイトと英語学習と週末のアクティブティーを存分に楽しんでください。