留学に行く目的は人によって様々ですが、就職活動やスキルアップのために短期間で英語を伸ばしたいという方が多いのではないでしょうか。TOEICやIELTSのスコアを伸ばしたい方は留学している間の1番英語力が高いときに試験を受けたいと思いませんか?実は、フィリピンでもこのような試験が受けられるんです!
私の通っていた学校では、一定の人数が集まれば学校でTOEICの公式テストを受験することが出来ました。また、観光がてら、セブ島でTOEICを受験している人もいました。せっかくだからフィリピン留学の成果を形に残したいですよね。どの種類の英語試験が受けられるのか、またその費用は幾らかかるの出発前に知っておくことは大事だと思います。出発前に試験を受けることを前提にスケジュールを組んで、例えばこのTOEICで800点取るとか、日付と目標を定めることで時間を有効に使いましょう!
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- フィリピンでの受験方法
- せっかく留学して集中的に勉強をしたのだから、実力を試したい!そんな方に現地での試験方法についてご紹介します。
- 試験対策コース
- ワンツーマンのレッスンが人気のフィリピンですが、各種試験対策コースを選ぶ学生も多いのです。
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■フィリピンでの受験方法
1,どこの学校で受けられるの?
フィリピンの大きな都市では、月に1回程度でTOEICテストを開催しています。日本でよく知られているものは、TOEIC Listening and Readingです。韓国や台湾では、TOEIC Speaking and Writingも就職活動の英語力アピールに必要らしく、両方勉強している方も多数いました。
このようにどちらのTOEICテストもフィリピン各地で受けられますが、学校によって距離が遠いこともあると思うので、申し込む前に日程と場所はチェックしましょう。また、学校で毎月受験できるところもあるので、定期的にTOEICテストを受けたい場合は、そのような学校を選ぶと良いでしょう。
TOEIC(頻度:1回/月)
TOEIC Listening and Reading(フィリピン各都市)
TOEIC Speaking and Writing(フィリピン各都市)
IELTS(頻度:1−2回/月)
フィリピン各都市(27箇所)
TOEFL(頻度:1回/月)
フィリピン各都市(27箇所)
2,受験費用はいくら?
下記、参考の値段です。学校で開催されているものは、値段が異なる場合がありますし、換金レートによって、受験料が多少変動します。
TOEIC
TOEIC Listening and Reading(2000ペソ)
TOEIC Speaking(3000ペソ)
TOEIC Speaking and Writing(4500ペソ)
http://www.hopkins.ph/about-toeic-listening-and-reading/fees-listening-and-reading
IELTS
9000ペソ前後(受験地により異なる)
http://www.ielts.org/test_centre_search/search_results.aspx
TOEFL
TOEFL ITP(2000ペソ)
TOEFL iBT(200USD)
http://www.ets.org/
■試験対策コース
1,TOEIC対策コース
一般英語コースの次に人気があるのがTOEICコースです。特に日本人と韓国人に人気があります。私の場合、SpeakingとWriting対策の授業は不要だったので、代わりに文法クラスを多く受講していました。このコースを受講する際は、解法の解説が英語になるので、ある程度の英語力がないとコースを受講出来ない場合がありますし、授業の進むペースも早いと感じました。また、点数保証制度コース等目標スコアまで期間内に到達しなかった場合に点数が到達するまで学校に滞在できる、ユニークなコースを提供している学校もあります。
<私の体験談>
TOEICコースは、日本人が8割、韓国人が2割といった割合でした。日本人は、大学の冬休みの時期だったので、就職活動前にTOEICのスコアを上げたいという生徒が半分、その他は社会人でした。
一般英語コースよりも厳しく、勉強熱心な生徒が多い印象でした。1ヶ月で800から900点台までスコアがアップした方は、毎日のように夜中の2時まで自習室で勉強していました。授業は、TOEICの点数アップにフォーカスしており、授業内では、文法、パート毎のミニテスト及び解法の手順を教わります。
私は、一般英語コースを2ヶ月受講後にこのコースに移ったので、授業内容自体が全く分からないということはありませんでした。ベーススコアが600点程だったので、基本は分かっていると思っていましたが、授業についていくだけで結構大変でした。文法の名称や説明も早いペースで行いますし、ミニテストの点数もその場で講師に報告するので、みんなの点数が自然と分かっちゃうんです。
授業が聞き取れないとテストの点数もアップしないので、なかには、一般英語コースにコースチェンジした人もいました。フィリピンに行ってから勉強するのではなくて、日本で出来ることは日本でやってくるべきだったと思います。特にTOEICに関しては語彙力がスコアアップの鍵握っているからです。
2,IELTS対策コース
このコースを受講している生徒は多くはありませんでしたが、オーストラリア及びイギリス等で大学や大学院進学、移住の際に、このスコアが必要になります。アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールに分かれていて、本当に使える英語能力をはかるテストとして知られています。
この試験は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの分野のテストを全て受験する必要があります。大学の入学基準では、どの分野のテストでも○点以下の点数がないこと、平均点数が○点以上という2つの条件をクリアする必要があるため、授業も全ての技能の底上げ、得意科目を伸ばすことに焦点をあてています。コースの入学基準は、IELTS5.5以上等このコースに入るための英語力が要求される場合もあります。
3,TOEFL対策コース
TOEFLテストは世界中の英語検定テストの中で、TOEFLテストスコアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業 の基準として利用されており、本当に使える英語能力をはかるテストとして知られています。
この試験も、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの分野のテストを全て受験する必要があります。アメリカの大学を受験する人は、IELTSよりもこちらを受験することになると思います。こちらも点数保証コースのある学校や初めてTOEFLを勉強するための人向けコースもあります。
■まとめ
日本で試験対策コースを英語塾で勉強すると普通の英会話よりも高いですよね。でも、留学なら割安の価格でみっちり試験対策が出来ちゃいます。また、現地で受験することもできます。各種試験対策コースを受講している英語力が1番高まっているときに試験を受けられたら、高得点が取れそうですね。
外国でこのような試験を受験するのは、なかなか貴重な経験になると思います。英語が話せるのに、それを証明するテストを受けていないと何だか損な気がしますし、英語を勉強してその成果を形に残すことで、達成感も感じられますね。留学をより充実させるためにも、学校選びの際は、その学校で受験できるのかまたは受験センター近くにあるのか、テスト事情も考慮して選びましょう。