今となっては英語学習のために必要以上にお金をかける必要はなくなった。オンラインで勉強するのに丁度よいサイトなどを紹介しよう。
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- 無料のツールで勉強するときに重要なこと
- 利用が無料であるということは、良いことばかりではない。無料であるからこそ、勉強の意義を見直そう。
- 長文を読むのに良いサイト
- ネット上には、ネイティブの人々が書いた文章がたくさん転がっている。だが、どこから見ていけば良いのだろうか。
- リスニングを鍛える
- ネットを経由すれば、リスニング力を鍛えるのも簡単だ。具体的なサイトをご紹介しよう。
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■無料のツールで勉強するときに重要なこと
取っ付きやすいがしっかりした意思が必要!
無料のツールで勉強するということは、「もったいない」という感覚が全く無いということでもある。例えば、英検やTOEICの勉強をしようと思って勉強のために本を買ったとしよう。それが2000円だとして、あなたはこれを、「勉強しないと、2000円が無駄になる」と感じることだろう。それは、ひとつの貴重なモチベーションである。
だが、勉強するためのものが無料だと(例えばそれが他人からもらった参考書などであったとしても)、「勉強しないともったいない」と感じる機会は間違いなく少なくなる。つまり、普通よりも動機付けの要素が少なくなるのである。
したがって、無料ツールで勉強するときには通常よりも強い意志が必要になるだろう。何を目的として、何を学ぶのかをしっかりと定め、それに応じて時々は成果を感じられるようにして勉強しよう。
■長文を読むのに良いサイト
1. Mail Online
(http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/index.html)
科学関連のニュースのまとめサイト。このサイトの良い所は、記事の頭にその記事の要約や重要なポイントが箇条書きになっているので、実際に読み進める前に内容が把握でき、文章が理解しやすいということである。
2. The Independent
(http://www.independent.co.uk/)
イギリスの新聞のニュースサイト。世界各国のニュースなどを読むことができるが、イギリス英語で書かれているのでアメリカ英語以外にも慣れたい人におすすめである。難易度が高いこともあるが、興味のある分野から読んでいけば良いだろう。
3. WIRED
テクノロジーや最新のガジェットなどの分野がまとめられているニュースサイト。また、そうしたテクノロジーに対する意見やエッセイもあるため、単なる情報伝達の文章だけではなくライターが書いた文章を読む機会もある。
4. Urbandictionary
(http://www.urbandictionary.com/)
勉強が進んでいくと、時折、辞書にも載っていないような言葉と出会うことがある。大抵の場合は、アルクなどのオンライン辞書で事足りるが、それでも出てこないときにはこのサイトを使ってみよう。このサイトでは、スラングや比較的新しい言葉に、ユーザーが定義付けをしているという有志の辞書サイトである。
■リスニングを鍛える
1. TED
今となっては有名なものだが、TEDはやはり英語を勉強するのに良い上、英語以外にも学ぶことが多い。興味があるものから視聴していけば良いが、中には聞き取りづらい英語だったり、語彙が難しいものも含まれていたりするので、難しいと思ったら無理に聴き続けず別のものを聞こう。
中には、既に日本語字幕が付いている動画もある。また、英語の字幕が付いているものも多く含まれるので、字幕をつけて聴いたり消して聴いたりしながら、自分の理解度を確かめつつ勉強すると良いだろう。
2. VOA
こちらは、英語学習者向けに海外のニュースを再編しているサイトである。その中には、音声読み上げがある記事もある。時事的な内容が多いが、比較的ゆっくり読んでくれているもの、発音がきれいなものが多いため、どのレベルの学習者にもおすすめできる。
3. 英検サイト
(http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/)
実は、英検のサイトでは過去問を過去3回分までダウンロードできる。英検を受ける前に自分のレベルをチェックしたり、試験直前に総点検をしたりする際などに利用することができるので覚えておこう。
■この記事のまとめ
ツールが無料となると、自分のやる気が一番問題になる。だが、その気にさえなれば色々なところに無料で勉強するためのツールは落ちているものだ。もちろんここにある以外にも、映画を何度も見てセリフをディクテーションするなど、様々な勉強方法が予想される。
ただ、全く何も知らない状況からいきなり勉強するのはモチベーションとしても難しいので、最初は単語帳や文法の解説書などを購入し、基礎を学んでからこうしたツールを役立てるのをおすすめしたい。