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映画「マネーボール」から学ぶ英文法|親戚のコネで就職するを表現する

ライバル球団とのビジネスミーティングの際の運命の出会いとは、選手でも美人秘書でもなく、冴えない太った若者でした。ビリーは、ミーティング中に彼が全体の決定において大きな影響力をもった発言をしていたことに気付いたのです。

映画 マネーボール

ミーティング後、ビリーはその若者のもとへと歩み寄り、「君は何者だ」と訪ねます。若者は「この球団のアドバイザーだ」と答えますが、ビリーはそれを受けて次のように言うのです。

[Today’s phrase]

次のフレーズを訳してみよう!

– Whose nephew are you?

直訳すれば、「誰の甥だ?」となりますが、ここでは状況を鑑みるに、「お前は親戚のコネか何かでここに就職したのか?」といったような意味です。そこまで威圧的ではなかったにせよ。単なる冴えない若者が重役に意見をすんなりと通していたことに疑問を覚えたビリーの台詞であることは間違いありません。

何度か紹介している通り、英語も言語なのでこうした遠回しな表現が使われることがあります。逐語的に訳しているとそのフレーズのほんとうの意味に気づけないこともあるので注意しましょう。

[Today’s question]

次の文章が持ちうる意味について考えましょう。

– Where are you from?

直訳すれば、「どこのご出身ですか?」となりますが、例えばこれが食事の席であって、この”you”が非常に無作法であった場合、「(食事のマナーも知らないなんて)田舎者ですね」の意味になる可能性があることが分かるでしょう。

このように、文章を文章だけではなく、文脈で理解することが、コミュニケーション能力を高める重要な要素と言えそうですね。

今日はこの辺で!

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