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フィリピン人の英語には訛り(なまり)があると聞いたのですが?

特にこれといった資料やデータを見ることはないものの、留学希望者の方からよくいただく質問のひとつが、フィリピン人の英語に対する訛りについてです。本記事ではこちらの内容についてご紹介しようと思います。

フィリピン民族イメージ

≪本記事でご紹介する内容≫

フィリピン人の英語の訛り
自分の国に置き換えて考えてみよう
話し方や言葉の選び方
注意しておくのは訛りだけではない
本当の壁は訛りよりもスピード
ネイティブで学ぶハードルの高さを実感
本記事のまとめ
訛りを気にする前に基礎英語力を高めよう

フィリピン人の英語の訛り

自分の国に置き換えて考えてみよう

フィリピン人に訛りがあるかどうかを問う前に自身の日本語に訛りがあるかどうかを考えてみると、すぐに答えが見つかるのではないでしょうか。そもそも、同じ言語でさえ、日本のような領土の小さな国でも多くの方言がありますね。

少し極端な考え方になりますが、北海道から沖縄まですべての方言を網羅している方は、決して多くはないでしょう。そして、視点を変えると、隅々の言葉まで網羅してなくても軸となる標準語がしっかりと理解できていれば、話は通じますね。

・他の国でも同じ
英語でも同じことが言えます。アメリカとオーストラリア、そしてイギリスでは単語の発音の仕方や文法の構成が異なることがあります。英語を勉強しいている映画好きの方は既にお気付きかもしれません。

・スラング
さらに英語学習を進めていくと俗に言うスラングという言葉に出会うことでしょう。日本でも毎年、新しい言葉が誕生していますね。特に若者文化から発信される情報を完全に網羅するのは難しいものです。このような状況は日本だけでなく、他の言語を持つ国でも起こっているのです。つまり、ある程度、語学力が向上しても話す相手によっては言葉が通じにくい、聞き取りにくい、ということは往々にしてあるのです。

話し方や言葉の選び方

注意しておくのは訛りだけではない

海外留学

言葉を学ぶ際にもう1つ気にしておきたいことがあります。それは、話し方の癖や特徴のようなものです。皆さんは毎日適切な文法を元に日本語を話していますか?私の感覚では主語を飛ばして話はじめる方は非常に多いと思います。

フィリピンに留学すると、フィリピン人の話す英語以外に韓国人や台湾人の英語も日常的に聞くことになります。もちろん、ネイティブ講師在籍の学校を選ぶと、加えてアメリカ人やカナダ人の英語も耳にすることでしょう。

やはり、育ってきた環境や文化が違うこともあり、同じ英語でも、それぞれの国の訛りがあります。敏感な方は留学先ですぐに気が付くと思います。そして、しばらくすると、訛りを極端に意識しないようになっている自分に気が付くことでしょう。余程の極端な訛りでもない限り、時間が経つと慣れてしまうものです。さらに言えば、コミュニケーションを取らなければならない相手が訛りのある英語しか話せない場合は、それを理解しないようでは、円滑にコミュニケーションが取れないものです。それとも、あなたなら言えますか?「あなたの英語は訛っているので標準語で話してください。」と。より多くの方とコミュニケーションを取りたいと願うならば、自分で積極的に学ぶ姿勢を持ち、相手のことを理解しようとするべきです。

本当の壁は訛りよりもスピード

ネイティブで学ぶハードルの高さを実感

philish-global

先にもご紹介した通り、基本となる英語がしっかりと理解できていれば、少々、訛った英語も聞きとることが出来ると思います。それよりも実感していただきたいのが話すスピードです。普段からリスニング教材や動画で英語学習をされている方は、既に体験済みかもしれません。

フィリピンに限らず、外国へ出かけて、観光地以外の場所で買い物をしたり、食事をしたりしようとすると、本場のスピードが体感できると思います。事実、フィリピンでも学校周辺や観光地では、覚えたての英語でもある程度は言葉が通じますが、欧米人をターゲットにした飲食店などでは、話すスピードもかなり速く感じると思います。筆者の経験では、フィリピンでもマクドナルドのフロントスタッフが話す英語は非常に速かったと記憶しています。日本人もよく利用するファストフード店ですので、自身の語学力やヒアリング力がどんなものか試してみるのもよいでしょう。

本記事のまとめ

訛りを気にする前に基礎英語力を高めよう

結論を言うと、一部のフィリピン人講師の英語には訛りがあると思います。ただ、これは他の国に行っても同様の可能性があるということを合わせて理解しておきましょう。

そして、これまでご紹介した通り、これから本格的に英語を学ぼうと考えている初級、中級の方は、まず基礎英語力を高めることに集中した方がよいでしょう。日本でも、地方から東京などに就職に出てきた学生は、一定の期間が立てば標準語で話すようになりますよね。そうです、数年に及ぶ長期留学で完全に英語を話せるようになりたいというような目標を持っている方は別として、数ヶ月という中長期の留学であれば、訛りをそこまで気にする必要はないと思います。

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