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映画「華麗なるギャッツビー」から学ぶ英文法|ain’tに含まれる5つの意味

さて、真面目な男であったニックですが、昔の知り合いであったトム・ブキャナンに色々なところに連れ出されるうちに、彼の言う「華々しい生活」に触れることとなります。

そして、トムの知り合いと一緒に乱痴気騒ぎをするのに誘われるのですが、その参加者のうちの1人が言ったのがこのフレーズです。

華麗なるギャツビー(出典:Paramount Pictures)

[Today’s phrase]

次の文章を訳してみましょう。

– Ain’t we having a party?

ain’tという単語を見て、「なんだろうこれは」と思ったことがある人も多いでしょう。今回は、このain’tについて説明しましょう。

ain’tには、次の5つの意味があります。

・am notの短縮形
・aren’t の短縮形
・isn’tの短縮形
・hasn’tの短縮形
・haven’tの短縮形

それぞれの助動詞・be動詞を、更に短く言おうとした結果、スペリングもそのように変化したものだったのですね。つまり、ain’tだけでこの5つの意味を持っているということです。今日のフレーズでは、どうやらaren’tの短縮形として使われているらしいことがわかりますね。

ただ、いずれにせよ標準的な単語ではないので、ややスラング的であり、少なくとも知的な印象を与えるものではないので使う場面には注意しましょう。また、n’tを取り除いたaiという単語は(少なくともain’tの通常系としては)ありません。

[Today’s question]

次の文章を訳してみましょう。

– It ain’t stopped rain yet, which started this morning.

ここでは、ain’tの後のstopがstoppedとなっていること、yetを伴っていることから、has notの意味であるらしいことがわかりますね。そうすると、次のように訳すことができるでしょう。

≪翻訳例≫

今朝降り始めた雨はまだ止まない。

今日はこの辺で!

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