留学までの流れ

海外ATM対応カードの手配

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留学先で使える便利な海外ATM対応カードまとめ

海外留学には学費・宿泊費だけでなく、現地で生活するためのお金が必要になります。留学期間が長くなるほど必要な金額は増えますが、そのお金を現金で持ち歩くのは危険です。余分なお金を携帯せずに必要になった時に現地通貨を引き出す便利な手段として海外ATM対応カードがあります。

海外ATMカードイメージ

海外ATM対応カードがあれば、日本の円預金口座から現地通貨を引き出すことができたり、クレッジカードのキャッシング機能を使ってお金を借りることができるため、留学先に1枚は携帯しておくことをおすすめします。ここでは、海外ATM対応カードの種類・手配の方法についてご紹介します。
※それぞれ、2015年2月現在の情報ですので最終的な決定を下す前に各社の窓口に問い合わせください。

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海外ATM対応カードの種類と手配方法
まずは基本的な知識を抑えてから自分にあったカードを申し込もう!
海外ATM対応カードはどれがお得!?
使うひと、使い方によっても違うお得なポイントを整理しよう!
便利な海外ATM対応カードも使い過ぎにはご用心!
海外に限らず、使用状況はしっかりと把握しておきましょう!

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■海外ATM対応カードの種類と手配方法

海外ATM対応カードには大きく分けて3つの種類がある

海外ATM利用シーン

・国際キャッシュカード

日本の銀行のキャッシュカードであり、円預金口座から留学先の海外ATMで現地通貨を引き出すことができる便利な機能を持っています。引き出された現地通貨は日本円に換算されて、手数料とともに円預金口座から引き落とされる仕組みです。国内では通常のキャッシュカードとして使うことができます。

発行する銀行によってカード発行手数料、出金手数料、換算レート、付加機能が異なるため、利用頻度や金額などご自身のスタイルに合った基準で選ぶ必要があります。1日の引出上限額が設定されている銀行カードもあるため、計画的な使い方を心掛けましょう。みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などの都市銀行は新規発行を終了しており、国内キャッシュカード一体型としては新生銀行、シティバンク銀行が代表的なサービスとなっています。

・デビットカード

銀行預金口座と紐付けされた即時決済取引用カードのことです。原則、口座残高を超えない範囲で使用できます。日本の銀行のキャッシュカードがそのまま使える「J-Debit」と、「VISA」「JCB」といった国際ブランドデビットカードがありますが、留学先などの海外では国際ブランドでビットカードを使用することになります。特にVISAデビットはスルガ銀行(年会費・発行手数料無料)・楽天銀行(基本的に審査なし・16歳以上の未成年可)・ジャパンネット銀行・りそな銀行などが発行していることから利用しやすくなっています。

クレジットカードとの違いは、無審査で発行される場合が多いため、学生等のようにクレジットカードが取得困難な人には利用しやすいサービスです。また、クレジットカードは事後決済であるため、為替レートが変動すると実際の購入時のレートよりも多くの円を支払わなければならない場合がありますが、デビットカードは即時決済であるため為替レートの変動リスクを減らすことができます。

・クレジットカード

お手持ちのクレジットカードの「海外キャッシングサービス」を利用して、海外ATMからお金を引き出すことができます。クレジットカードの場合は、引き落としではなく借り入れになり、為替レートは各クレジットカード会社が定めるレートに従います。

銀行残高とは関係なく借り入れができる点が国際キャッシュカードやデビットカードにはない特徴ですが、その分利子が付く点には注意が必要です。とはいえ、一概にクレジットカードの借り入れは高く付くとは言えず、条件によっては国際キャッシュカードやデビットカードよりもお得に借りることができます。サービス内容は、各クレジットカード会社のホームページなどで確認しておきましょう。

■海外ATM対応カードはどれがお得!?

気になる各サービスの手数料やサービス

国際キャッシュカードを検討する場合には、カード発行手数料・口座維持費用などの固定費と利用都度適用される為替レート、ATM引き出し手数料がポイントとなります。新生銀行の場合はカード発行手数料とATM引き出し手数料が無料である点がメリットであり、為替レートはVISAインターナショナルのレート+4%が必要です。

一方、シティバンク銀行の場合、為替レートは米ドルについてはシティバンクのレート(TTS)に+3%、その他の通貨は提携機関のレートで米ドルに換算された後、同様に計算されますATM引き出し手数料は有料(210円)で月間平均総取引残高が少なければ月額2,100円の口座維持手数料がかかることから、学生の方には負担が大きい点がデメリットかもしれません。

その点、デビットカードは楽天銀行のように審査なしで発行できるサービスがあることから、留学用に新たに手配するには最適でしょう。年会費も1,000円程度と負担が少ない点もメリットです。中には、スルガ銀行のように発行手数料・年会費ともに無料のサービスもあります。

■便利な海外ATM対応カードも使い過ぎにはご用心!

以上のように、留学先にはぜひ1枚持っていきたい海外ATM対応カードですが、一度利用すると使うことに抵抗が無くなり、つい使い過ぎてしまうことがあります。カードを使うと手数料が都度発生しますし、為替レートの影響を受けて思ったよりも高い金額を払うことにもなりかねませんので計画的に利用するようにしてください。

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