USP-ESLへ16週間の留学をした大塚嘉彦さんの留学体験記
1) フィリピン留学に決めようとしたきっかけ
私は現在大学3年生です。当初は大学の提携校への留学を考えておりましたが、選考に通らなければ留学に行けないという不確定さ、またTOEFLで大学規定のスコアを取ることへの自信のなさ、この2点を考慮し断念しました。
その後、幸運にもフィリピン留学を経験した方のお話を聞いたこと、自身で用意可能な資金額であったことを鑑み、フィリピンへの留学が最適であったため、この国を選びました。詳細については、期間は16週間、コースは一日4コマのPower Englishコースにしました。
2) 学校に関して
フィリピン人の講師の方々はとても気さくで、授業を受けていても飽きることはありません。また、グループクラス中心の先進国での留学と違い、100分×4コマのうち3つがマンツーマン授業であることからも、日本人の英語能力で大きく欠けている「speaking」の能力を養うことができることが大きな強みであると強く実感しております。
英語を話すことから逃げられない環境がここにはあります。さらに、4週間を1つの周期とみなすシステムにより、各クラスで段階的に、かつ的確に自信の弱点を克服することができます。学校の設備面に関しては、改善の余地こそあれど、授業への支障をきたすような問題は見受けられませんでした。
3) 寮に関して
私が想像していたものよりも綺麗で、ホテルスタッフの方々も親身に誠実に対応して下さいました。かといって、日本のビジネスホテル並ですので、過度な期待は禁物です。また、何かのトラブルに見舞われても、常駐の日本人マネージャーに日本語で相談することができます。つまり、英語に自信が無くとも心配に苛まれるというケースは考えにくいです。
そして、私の最も心配していたご飯についてですが、こちらも設備と同様に一般的な食事です。食事代を考慮すれば大変満足しております。ほぼ毎日、私がホテルでご飯を食べていたことからも、心配には及ばないことを察していただけることと思います。
4) 英語力向上の実感に関して
大学受験等で英語を勉強していたため、文法には自信がありましたが、その他に関しては全く自信のないまま、私の授業は始まりました。当初は話すことへの苦労がありましたが、自分の言いたいことを、たどたどしくも、英語で伝え続けることで、私の会話能力は飛躍的に向上しました。現在は、トピックに関わらず、意見を交換することができます。日常生活では困ることは特にありません。何よりも、会話への恐怖心が無くなったことが大きいと感じております。
5) セブでの生活に関して
「発展途上国」と聞くと様々な不安が頭をよぎると思います。私もその一人です。食事、文化、生活環境等々に心配は尽きないでしょう。しかし、学校や寮周辺では安全面含め何も問題を感じたことはありません。もちろん、危険な場所はありますが、どんな国にもそのような場所はあります。現地人のスタッフや先生方、日本人の生徒やマネージャーに確認すれば、どこが危険か、何が危険かを先に知ることができます。
私は日常生活でのトラブルは一切ありませんでした。不注意によって軽微なアクシデントにあった人は見てきましたが、そのようなトラブルはフィリピンに限らず、どの国でも、たとえ日本でも起こりうることだと言えます。日本人の感覚で普通に過ごせば、トラブルに遭うことも考えられますが「自分が海外にいる」ということを自覚していれば、そのようなことはないはずです。