フィリピンの交通事情についてご紹介したいと思います。
まず留学期間中に利用する交通手段はほぼタクシーに限られる方がほとんどでしょう。寮から学校まで近い場合は送迎バス、もしくは徒歩で行くこともあるでしょう。ジプニーというフィリピンのバスもあるのですが、安全面を考えて学校からも使用しないように紹介があるはずです。ジプニーについては別の記事でご紹介します。
東南アジアや発展途上国とだけ聞くと交通手段が整っていないように思われるかもしれませんが、どの都市にいっても島ですのでタクシーを活用すればそこまで不便に感じることもありません。
(出典:Travelers Navi)
フィリピンにはタクシーは3種類
タクシーは状況に応じて使い分ける
1.一般のタクシー
日本と違い白いタクシーがほとんどです。街中を走っており必要であれば手を挙げて停めます。外国人を見かけるとクラクションをならしたり近づいて来たりしますが必要がない時は無視しておけば問題ありません。初乗りは40ペソ(100円程)なので数人で乗ると非常に安価で便利な交通手段になります。
2.エアポートタクシー
一般のタクシーと違い黄色い車体をしています。名前の通り空港からの移動手段になるのですが、初乗りが70ペソ(200円程)と一般のタクシーより高めです。空港の前に警備員のような方がタクシーを捕まえたり、ナンバープレートの番号を控えてくれたりします。しかし、空港内にも一般のタクシーを利用する為の乗り場があり、そちらでも同様にナンバーの控え等を取ってくれることが多いです。選択肢があるなら一般のタクシーを利用することをお勧めします。
3.クーポンタクシー
簡単に言うと前払いのタクシーです。ある程度目的地が決まっていて、その間を送迎しているタクシーです。こちらは朝の通勤の時間帯や夕方の時間に利用すると一般のタクシーよりコストを抑えられることがあります。また先払いなので過剰に請求される心配もありませんので安心を買うという意味ではお勧めできる手段の一つではあります。
フィリピンでタクシーに乗車する際の注意事項
要人すぎるくらいで丁度いい
タクシーに乗ったからといって安心してはいけません。すべてのタクシードライバーが当てはまるわけではありませんが、目的地に着くまでに注意いておかなければならないことがあります。
1.小さな額面の紙幣と小銭を用意しよう
タクシーの乗車前に確認したいのが財布の中です。お金があるかないかも大切ですが、500ペソや1000ペソといった大きな額面の紙幣しかない状況でタクシーを利用するとお釣りに困ることが多々あります。日本のように事前にある程度のお釣りを用意して仕事に臨んでいるドライバーが少ないのです。目的地の近くで両替しようにも小さなお店では同様に使えないことがありますので、乗車前に用意するのがベストでしょう。
2.メーターをチェックしよう
通常タクシーが走り出すと同時にドライバーはメーターのスイッチを入れます。するとメーターに40と表示されます(※2015年1月現在)。これが初乗りの40ペソになります。メーターの数値がおかしい、メーターのスイッチを入れないといった状況になったらすぐに指摘してください。流暢に英語が話せなくてもただ「メーター」と言えば、大抵はすぐに対応します。
3.ドアのロックを確認しよう
日本だのタクシーだと自動的にロックされますが、こちらは手動でロックするタクシーも多いです。学校の周辺で経験することは少ないと思いますが、離れた場所へ観光や買い物へ出掛ける際、信号待ちになるとストリートチルドレンが駆け寄ってくることがあります。狙われやすい外国人や観光客の立場で過ごす為、事前にできる対策はとっておきましょう。
4.行先の伝え方
大きなショッピングモールやランドマークになるようなホテルであれば、行先を伝えれば間違った伝わり方をする可能性は低いでしょう。但し、道の名前や中小規模のランドマークだと知らない可能性があるのと似た名前の違った場所に向かってしまうことがあります。ただこれはすべてドライバーが悪いとは限らず、発音の問題であったり、場所の一部の名前だけを伝えてしまったが為に間違った目的地へ辿り着いてしまうのです。よく確実に伝えられるようにマップ付きのフリーペーパーなどを手に入れて持ち歩いておくと便利でしょう。
まとめ
大学生の方でそもそも日本でも頻繁にタクシーを利用するという方は少ないかもしれません。
それに加えて慣れない海外での生活です。事前に知っておくことでトラブルに巻き込まれる可能性も減少します。
また時間を有効に使うという面でも交通機関はうまく活用するようにしてください。