留学までの流れ

ワクチンの接種について

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海外渡航のための予防接種(ワクチン)

留学の際、海外旅行保険に加入しているとはいえ、せっかくの経験や学習時間を無駄にはしたくないもの。万が一の為に保険加入は必ず必要ですが、それに加えて予防接種(ワクチン)で病気を未然に予防することも可能です。

医者イメージ

予防接種(ワクチン)は必要か?

フィリピン留学に予防接種は必要なのか?

まず、フィリピン入国にあたり現在(2015年1月現在)は予防接種が要求されることはありません。エボラの感染が問題になっているアフリカをはじめ国によっては要求を行うところもあるようですが、フィリピンでは感染症にかからない為に自身で身を守る為に必要な方は任意で行うとよいでしょう。

犬イメージ

見た目は同じでも要注意

不安要素は徹底してなくしておきたい方、普段から病気になりがちな方は事前に予防接種(ワクチン)を受けられることをお勧めします。最寄りの病院に問い合わせれば対応可能かどうか教えてくれます。フィリピンに限ったことではありませんが、野良猫や野良犬が街中にいます。

襲いかかってくるようなケースに遭遇することはあまり考えられませんが、動物を見るとついつい触りたくなるような動物好きの方は注意が必要です。触れている中で噛まれたり、引っかかれたりしてウィルスが体内に入ると狂犬病を発症してしまうことがあります。

日本では何十年もの間、感染がないといわれている為、身の回りに野良猫や野良犬に対して特別な警戒心を持つ方は少ないと思います。この警戒心のなさが危険なのです。2000年代には留学生が死亡する事例も出ている為、決して侮ってはいけません。

どのような予防接種を受けるべきか?

まずは自身の過去の接種履歴を確認しよう

検討するべき予防接種

東南アジアでの短期留学では「A型肝炎」、中長期では「A型肝炎」「B型肝炎」「日本脳炎」「狂犬病」「破傷風」を検討する必要があります。自身の過去の接種履歴等と合わせて医師に相談するとよいでしょう。

A型肝炎
途上国に中・長期(1か月以上)で滞在される人。特に40歳以下の若年層・中年層。
B型肝炎
血液に接触する可能性のある人
破傷風
冒険旅行などでけがをする可能性の高い人
狂犬病
イヌやコウモリなどの多い地域へ行く人で動物と直接接触する人
日本脳炎
流行地域への長期滞在をされる人(主に東南アジアで豚を飼っている農村等)

実は何度も予防接種を受けている

さて予防接種ですが、実はみなさんは赤ん坊の頃や幼少期に何度も接種を受けています。よって多くの方が自分がどんなワクチンを受けているか忘れてしまっている思います。生まれた病院や両親の意向によって受けているワクチンの回数も違う為、友人と同じだとは限りません。

母子手帳で接種履歴をチェック!

ではどうやって調べるのか?ワクチンの履歴は母子手帳に記載されています。両親が管理しているので確認してみるとよいでしょう。そして、それをそのまま病院へ持っていきフィリピン留学をするので必要なワクチンを教えて欲しいと尋ねれば、必要なワクチンを教えてもらえます。

注意点としては、2種類のワクチンが必要だと判明した際にワクチンの種類によっては2~3週間程の間隔をあけなければならないケースがあることです。つまり出国間際では必要なワクチンが受けられない可能性があります。目安として3ヶ月前からの接種開始をお勧めします。

ワクチンは留学生に義務付けられているわけではありませんので受けなくても留学は可能です。あくまでも予防接種です。病院やワクチンによって価格も違いますが保険を使用して1回5,000円~15,000円程です。

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