フィリピンへの留学が決まれば、出発前に余裕をもって持ち物の準備を進めましょう。日本から持っていくべき物もあれば、現地で調達する方が便利な物もあります。特に、女性の方は美容品・日用品の常備も必要となりますので、用意し忘れることのないようにしてください。
ここでは必要度別に、フィリピン留学時の持ち物リストをまとめました。この情報を参考にして面倒な持ち物準備を手早く済ませてゆったりした気分で出発当日を迎えましょう!
<最重要>必ず日本から持っていく物
■パスポート
フィリピンへの入国には滞在期間+6ヶ月の有効期間のあるパスポートが必要となります。
(念のため、パスポートのコピーもお持ちください。)
■往復航空券
フィリピンへの入国には往復航空券が必要となります。片道航空券だけでは入国できません。
※復路分の代わりに、第三国へ出国するチケットでも構いません。
■寮保証金
留学先の学校と留学期間によって変わりますが、3,000ペソ以上は必要となります。日本円を持参して現地で両替することは可能です。(※円で用意する場合、当日の為替レートにより必要な金額が変動します)通常は、退寮時に返金されます。
■SSP取得料金
SSP(Special Study Permit)とは、 観光目的で入国した外国人がフィリピン国内で勉強することを法的に許可するビザの一種です。取得には6,500ペソがかかります。フィリピンでの短期留学には必ずSSPが必要となります。
■ACR I-Card取得費用
ACR I-Card(Alien Certificate of Registration Identity Card, ACRI-card)とは、観光目的または留学や就業目的で60日以上フィリピンに滞在する外国人に取得が義務付けられている外国人登録証のことです。取得には3,000ペソがかかります。
■観光ビザ延長料金
フィリピンでは30日までの滞在の場合、ビザは無料です。31日を過ぎて滞在する場合、以降は約3,000ペソ以上のビザ延長料金が必要となります。ビザの延長は学校に依頼できる場合が多いですが、代行手数料として約200ペソ~500ペソが別途かかります。(金額は学校によって異なります)
<重要>日本から持っていく方が良い物
■クレジットカード、国際キャッシュカード
VISA、MASTERなどのクレジットカードを持っていれば多額の現金を持ち歩かずに済み、おまけにキャッシングも使えます。国際キャッシュカードを使えば、日本で入金したお金を現地のATMで現地通貨で引き出すことができます。学校の近くの銀行ATMなどで利用できます。引き出しには手数料がかかりますので事前にカードの内容を確認しておきましょう。
■辞書(電子辞書)
授業はすべて英語で行われます。分からない単語をすぐに調べるために手元においておく必要があるでしょう。紙の辞書は移動・携帯時に不便ですのでポケットサイズの電子辞書をおすすめします。
■海外旅行保険書
海外旅行障害保険に加入された場合には保険の証明書を持参ください。
※証明書のコピーがあれば指定の病院で治療が受けられることもありますので、合わせて手配しておくことをお勧めします。
■スマートフォン
学校や寮によっては無線LANやwi-fiを利用できるところもあり、ネットの利用には便利です。simフリーのスマートフォンであればsimカードを購入してフィリピンの電話番号を取得することもできます。写真撮影、録音、辞書、地図などあらゆる機能が現地の生活に役立つことでしょう。
■常備薬
持病のある方や、現地での購入に不安な方は持参してください。
■衣類
多くの学校では決められた日にランドリーサービスがあり無料で利用できます。着替えは持参し過ぎると大変な荷物になりますし、多くの学生が必要以上に持ってきたことを後悔しています。現地では、Tシャツ1枚で過ごせる時期も多く、手頃な価格で購入も出来ます。必要であれば現地調達するのも1つの方法です。
<女性の方向け>留学先に携帯必須の身の回り品
■メイク落とし、洗顔料
いつもお使いの肌に合う物を持参することをおすすめします。
■生理用品
肌が弱い方やこだわりがある人は持参することをおすすめします。現地で購入することもできます。
■日焼け止め
常夏のフィリピン現地では必需品となります。現地でも安価ではなく、名前の知らないブランドを利用するのは怖いものです。予め持参されることをお勧めします。
■カーディガン、ストールなどの羽織もの
飛行機やバス、デパート、教室などあらゆる場所で冷房が強く効いています。体調管理は大切ですのでカーディガンや薄手のパーカーなどを用意するとよいでしょう。
■ドライヤー
ドライヤーを完備していない寮が多いです。日本で利用されているドライヤーを利用するにはあわせて変圧器も必要となります。現地で500ペソ(1500円程度)ほどで購入が可能ですので、持参したドライヤーを壊す危険性や荷物になることを考えると現地での購入をお勧めします。
必要があれば持っていきたい物
■ノートパソコン
日頃パソコンを利用される方は持参することをおすすめします。学校や寮の無線LAN・wi-fiを使える場合があります。
■水着
授業の休日にはマリンレジャーを楽しみたいものです。プールがある学校もありますので、現地をより楽しむためにも持参することをおすすめします。
■メガネ、コンタクトレンズ・ケア用品
ケア用品は現地でも購入可能ですが、日本製品は手軽に手に入りません。また眼鏡などは意外と高価である為、日本で購入して持参するとよいでしょう。道の舗装が進んでいないところもありますので、普段コンタクトレンズを使用されている方にもメガネの持参をお勧めします。
■石けん、シャンプー、歯ブラシなどのアメニティグッズ
すべて現地で購入可能ですが日本の商品は現地で手に入りづらいので日本から持参いただくことをお勧めします。
■トイレットペーパー、ポケットティッシュ
フィリピン現地のトイレにはトイレットペーパーがついていない場合があります。現地で購入できますが、到着後から購入までの期間のために1~2個は持参するとよいでしょう。
■日本食
現地の食事が口に合わず、日本食が恋しくなる場合も考えられます。いざという時のためにカップヌードル等を持参してもよいでしょう。現地では日本の3倍程で販売しているところがあります。
■サングラス、帽子
フィリピンの強い日差しを防ぐために必要となります。
■参考書
日本語の書籍は、ほとんど現地で手に入りません。あらかじめ持参しておけば便利でしょう。
■雨具
フィリピンは通常6~11月が雨季となり、スコールのような突然の雨が降ることがあります。雨期には折りたたみ傘があればベターでしょう。
■文具(ノート・ペン)
フィリピン製の文具は、日本製と比べて質が落ちると言われます。できれば、使いなれた物を日本から持参しましょう。
■旅行ガイドブック
日本語のガイドブックはフィリピンではなかなか手に入りません。現地での生活をより充実させるために1冊持参すると役立ちます。
■カメラ
現地での思い出を写真でたくさん残しましょう。特に、海やプールの水辺で撮影するには防水機能付きカメラをおすすめします。
出発時のカバンは8割程度の詰め具合に!
上記の持ち物をすべて持っていくとなるとカバンがいっぱいになり、帰りの荷物が入らなくなることが考えられます。現地で教材を受け取り土産を購入することを考えると、帰りの方が荷物が増える可能性は高いでしょう。出発時のカバンは容量の8割程度にとどめることをおすすめします。
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