日本の電化製品は基本的にそのままフィリピンで使えません。
電圧の違いですね。日本は100Vでフィリピンは220V、まだまだ経済の発展途上ということもあり供給される電量も安定していません。つまり基準の220Vを安定して供給できないということです。ドライヤーなどは現地で安価(1,500円程度)に購入できます。大型のショッピングモールで購入するか、「WAOSON」というチェーン展開しているドラッグストアでも購入可能です。
一部の電化製品はそのまま使用できることも
昨今のグローバル化に伴って、海外で使用できる日本製の電化製品も増えています。ノートPCなどはアダプターが100V~240Vに対応していることも多く、そのまま持ち込んで利用できることもあります。その他、iPhoneやiPadなどもそのまま利用しているケースが多いです。(※動作保証に関しては販売元にご確認ください。当サイトでは責任を負いかねます。)
万全を期すなら変圧器が必要
フィリピンでは供給電圧が安定していないことが原因で220V対応の電化製品であっても壊れる可能性があります。高価な電化製品などは持ち込まない方が賢明です。どうしても必要な電化製品がある方は、電圧を安定して供給してくれる機能を持った変圧器を用意されるとよいでしょう。
現地で購入する場合、安価なものなら数千円程度、しっかりしたブランドの製品で10,000円程です。筆者は「Akari」というブランドの製品を4ヶ月程使用していますが、今のところ大きなトラブルもなく動作しています。差し込み口が少ない場合は110V対応の延長コードやタップを購入して拡張するとよいでしょう。また電化製品を販売している店舗にいくと500V、1000V、1500Vの変圧器が多く並んでいます。
変圧器の選び方
ここでポイントとなるのが使用する電化製品の電圧です。性能やメーカーにもよりますが、弊社のデスクトップPCの場合、本体とモニターを合わせて200V~350Vくらいになります。メーカーの方の話しによると変圧器を使用するとはいえ、上限いっぱいの状況で変圧器を使用するのはややリスクが残るそうです。使用する電圧の2~3倍みておけば安全に使えるそうです。
デスクトップPCのように複数の電源をしようする場合は注意が必要です。モニターが220V対応、PC本体が110V対応の場合、普通に考えるとモニターは直接、PC本体は変圧器を経由と設定してしまいがちですが、供給電圧の違いからPC本体が壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。
留学時に便利なUSB充電器
スマートフォンやポータブルゲーム機の台頭によって昨今注目されているのがUSB充電器です。iPhoneをイメージすると分かりやすいですね。短期留学に持ち込む電化製品は携帯電話、タブレット、ノートPC、電子辞書など小型のものが多いです。ドライヤーや電子レンジならともなく、小型の電化製品なら安価なUSB充電器で十分対応可能なこともあります。
量販店やオンラインショップでは数百円で購入できますので、USB充電器を選択される方は予備の分も合わせて購入しておくとより良いでしょう。購入の際の注意点としてはUSB充電器が100Vから240Vに対応しているか確認してください。100VのUSB充電器をいくら持ってきても使用できません。