ACR I-Cardとは「Alien Certificate of Registration Identity Card」の略で、「外国人登録証」のことです。
ACR I-Cardは観光を目的としてフィリピンに長期滞在する方に限らず、短期間であって留学や就業する外国人に対して取得が義務付けられている外国人登録証(Alien Certificate of Registration Identity Card, ACRI-card)のことです。
これは移民局に登録された外国人のフィリピン法的居住資格の証拠として活用され、フィリピンを訪れる外国人の監修を強化しているものです。昨今社会問題になっているテロや外国人犯罪の影響もあり、2010年3月15日以降はフィリピンにおいてSSPを申請するすべての留学生はこのACR I-Cardを取得しなければならなくなりました。手続きをする側の視点としては面倒だと感じられるかもしれませんが、長い期間滞在することを考えると安全面に配慮した規則になっています。
ACR I-Cardの取得が必要な方
・60日以上フィリピンに滞在する全ての外国人
期間に関係なく1日であっても、SSPの取得なしに授業を受けるのは不法行為となります。留学エージェントなどを経由せず個人で学校や家庭教師と契約して、SSPを取得せずに留学をしてフィリピン当局の摘発を受けてしまうと入国管理法違反となり罰金が課せられることになります。さらには今後のフィリピン滞在すら認めないという強制送還というさらに重い刑罰が科せられることになります。航空券の手配をしなければならない他、もちろん授業も受けることができない上、場合によっては次回の入国審査にも影響を及ぼすかもしれません。しっかりと規則は守らなければなりません。
ACR I-Cardの取得費用
・3,000ペソ(約6,000円) ※2010年3月4日現在
ACR I-Cardの申請手続き
多くの学校ではこの手続きの代行を学校側で行っていただけます。上記の通り取得が必要な期間の留学で申し込んでいるにも関わらず、入学のオリエンテーションの際に学校側から説明がない場合は必ず確認を行ってください。
ACR I-Cardの申請に必要なもの
・パスポート
・2cm×2cmサイズの顔写真2枚
ACR I-Cardはフィリピンへの再入国許可や特別再入国証として使うことはできず、出国と同時に空港の移民庁職員に ACRI-CARD を返さなければなりません。