英語を話せるようになるには海外留学がベストな選択です。中でもフィリピン留学はマンツーマンレッスンが充実しており、短期留学でも最高のパフォーマンスを上げたい学生に人気の学習方法になっています。しかし、フィリピンへ留学したからといって英語の上達が約束されているわけではありません。
留学の効果を最大限にするには、留学前の取り組み方が成否を分けます。ここではフィリピン留学の前にやっておきたい5つのポイントをお伝えします。特に今の英語力に自信が無い方(TOEIC600点以下の方)にお読みいただければ、きっと参考になるはずです。
■留学前にやっておきたいポイント1
英文法の基礎を勉強し直す
英語力を日常会話の中で身につけるといっても、最低限の英文法の知識は必要です。短期間で効率的に英語力を伸ばすために留学は最適な手段ですが、長期的に英語をビジネスや海外生活で生かしたい方にとっては、事前に基礎を身に付けているかが後で大きな差となって表れます。
基礎の有無が自身の英語力の伸びしろを決めるといっても過言ではないでしょう。中学・高校で学習した知識を今一度呼び起こしておけば留学先での吸収力の差となって現われてくるはずです。「最低限の英文法」は中学~高校1年生レベルに達しているかが目安となります。TOEICでいえばリーディングのスコアが300点未満の場合には、英文法の基礎を復習しておく必要があるでしょう。留学先で基礎から学びたい場合には、そういったカリキュラムを用意した学校を選ぶことになります。
■留学前にやっておきたいポイント2
留学目的と具体的な目標を設定する
英語はこれからの世の中で役に立つことは間違いありません。特に、就職・転職・ビジネスのスキルアップをお考えの方には留学すること自体を目的とされることもあります。しかし、漠然とした目的では英語学習のモチベーションは持続しません。いま一度、何のための留学なのかを明確にした上で、目標を具体的に設定しておくことをおすすめします。
「TOEICで700点を達成する」というのも1つですし、音楽が趣味の方は「好きなアーティストの歌詞を理解する。SNS情報を原文で読めるようになる。」といったことでも構いません。それを達成することが、これからの生活を充実させることであれば、後はその目標に向かって努力をし続けましょう。
■留学前にやっておきたいポイント3
あえて日本人が少ない学校を選ぶ
いざ留学してみると周りに日本人がたくさんいて、結局日本人と過ごす時間が長くなり英語が上達しなかったということにもなりかねません。これでは、せっかくの留学も海外旅行と対して変わりません。この事態を避けるには、留学先として日本人が少ない学校を選ぶことをおすすめします。
留学の本来の目的は、日本とは異なる環境で英語を身につけることにあります。日本人が少ないことに不安を感じる必要はありません。他国の留学生たちも英語力向上という同じ目標を持ってフィリピンへやってきますので、置かれる環境は同じなのです。現地では英語しか話さないぐらいの意志を持って留学すれば、自ずと英語を話すシーンが生まれるようになります。とにかく英語を使う機会を増やすことが、英語力向上に必要な条件なのです。
■留学前にやっておきたいポイント4
留学先での補助ツールとなる辞書・参考書を用意しておく
留学先で配布されるテキストや参考書は全て英語で書かれていることが多く、最初は戸惑う留学生が多いようです。いきなり英文のみの教材に囲まれるのはさすがにストレスを感じてしまい、かえって学習効率を下げてしまうことにもつながりかねません。そんな時のために、自分が使いやすい基準で辞書や参考書を選んで留学先へ持っていきましょう。
日本語で書かれた辞書や参考書があれば、留学先での学習補助ツールとしてきっと役立つことでしょう。電子辞書があれば教室移動時に荷物にならず便利です。スマートフォンやパソコンを持参される場合は、使いやすいアプリやオンライン辞書を見つけて使いやすく済ませてツールの活用環境を広げるとさらに良いでしょう。
■留学前にやっておきたいポイント5
日本にいるうちに英会話に親しんでおく
いざフィリピンに留学していきなり現地の講師と話すのは、英会話初心者の方にはややハードルが高いでしょう。出発までに時間があれば日本にいる間に語学教室などで英会話のレッスンを受けてみましょう。身近なところでは英会話スクールに短期で通ったり、自宅で受講できるオンライン英会話を利用することができます。
学生の方なら英会話サークルなどのコミュニティに参加することも1つでしょう。どのような形でも構わないので、とにかく「英語で人と対話する」ことに慣れ親しんでおくことがポイントです。日本語であれ英語であれ、基本は人と人とのコミュニケーションです。誰と話すか(相手)、どこで話すか(シチュエーション)によって、伝える力が発揮できるかどうかが決まります。最初は相手が外国人というだけで緊張してしまうものですが、日本で少しずつ慣れておけば留学先での順調なスタートを切ることができるでしょう。
■準備に時間をかけ過ぎるのは禁物!
留学前にしておきたいことをまとめましたが、これらをすべてやるまで留学しないというのは本末転倒です。あくまで留学先での学習効果を効果的にするために、できるだけの準備をすることが大切です。準備に時間をかける間にモチベーションを下げて留学を取りやめることは大きな機会の損失です。フィリピン留学は、現地でもマンツーマンの指導を行なっていますので、いまの英語力に自信が無い方にもおすすめできます。