先輩に学べ

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早い遅いは考えず英語学習は自分のタイミングで!

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ある程度の年齢になったら、英語学習から離れてしまっている自分がいることに気づく人も多いのではないでしょうか。あれだけ一生懸命勉強したのに身につかなかったなあ、とか、昔は好きでやっていたけれど今は簡単な単語すらちょっと怪しいなあ、とか、あの学校の英語の先生の授業は好きだった・苦手だったなどなど、「かつて」の英語学習に何らかの思い出を抱いている人もおられると思います。

英語学習への扉はいつでも開いている

少し時間に余裕ができたり、何か新しいスキルを身につけようとしたりする社会人世代の方やシニア世代の方は、新しい資格取得や新しい趣味に挑戦しようと模索しがちですが、なぜ英語学習に帰ってはこないのでしょう。「いや、英語はちょっと…」と苦笑いすら浮かべて曖昧にぼかしてしまう方が多い印象を受けます。なぜ英語学習が「特別扱い」を受けてしまい、敬遠されがちになっているのでしょう。本当に不思議です(笑)。

リベンジの強み

英語にリベンジする、もう一度学習しようとする人には大きな強みがいくつかあります。
まず、第一に、昔の下地があると昔よりは対象(ここでは英語学習ですね。)に対して抵抗なく導入できるという点です。その下地が例え十年前レベルのものだとしてもです。人間はどこかで昔のことを全て頭に保存している、という説もあるくらいです。やり始めると意外に覚えていたり、昔よりも楽しく取り組めたり、なんてこともあるかもしれません。

また、人生で様々な経験をした中で、世の中の事象や状況に対しての知識、素養、価値観、自分の意見を蓄えておられる分、英語学習によって触れる様々なテーマを踏み台にしてさらに広い世界観を得ることができます。新しい知識も増えるでしょう。この醍醐味はもう一度勉強し直そうと思い立ち取り組み始めた人にしか味わうことはできません。こう言われると、重い腰も上がりそうではないですか?(笑)。では、次に、社会人世代とシニア世代に分けてお話を続けていきましょう。

リベンジ世代別 英語との関わり方・勉強の仕方

社会人世代

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社会人世代の方は、まだまだご自分の仕事が忙しかったり、家事や育児が中心の生活を送られていたりする方が多いと思います。英語ができるようになると、ご自分のお仕事の幅が広がるでしょうし、資格を取ればキャリアアップを狙えることもあります。最近では在宅ワークで翻訳の仕事、採点の仕事、英会話教室の先生などといった仕事もありますので副収入に繋がることもあります。また、お子さんがおられる場合は一緒に英語の勉強を楽しむことができきるでしょう。

ただ、色んなことに追われ、責任が重い世代でもあるので、なかなか机に座って落ち着いて学習する、という環境を得ることは難しいかもしれません。そのような方は、携帯型音楽プレーヤーにCD付きの教材の音声データを入れて聞きながら出勤する、家の中で教材CDをかけながら家事をこなす、など、すきま時間やながら勉強をオススメします。意外にすきま時間というのは存在するものですし、少しの時間なら作れたりするものですから、今一度普段の生活を見直してみたらいかかでしょうか。また、近所や同僚に仲間をつくって一緒に勉強するというのも一つの方法だと思います。

シニア世代

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シニア世代の方は、仕事、育児ともに完全に落ち着いた方も多いのではないでしょうか。目標として海外に旅行してみる!というものを立てても面白いと思います。そうすることによってモチベーションを高く保つことができるでしょう。また、勉強する、という行為は頭をフル回転させますから、頭の中を若く保つことに繋がると思います。

今はシニア世代向けに字の大きい英語テキストや内容がシニア世代にも馴染みやすいものを取り扱ったものなど様々なものが出版されていますし、英会話教室だってたくさんある時代です。どんどん利用して勉強していきましょう。新しい繋がりだって増えるかもしれません。もしかしたら、お孫さんの英語の勉強の面倒を見てあげられたり、一緒に英語の話ができたりということもあるかもしれません。

こんなこと思っていませんか

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この年になってガリ勉だなんて恥ずかしい…
社会人世代・シニア世代の人に限って「ガリ勉」を拒否・嫌悪する方が多い気がします。何かトラウマのような過去でもおありなのでしょうか。私には不思議で仕方がないのですが…。私個人の意見としては、一生懸命真摯に勉強に取り組むことは気持ちいいし、楽しいし、新しいことが分かるし、良いことばかりだと思うのですが。私よりずっと一生懸命やる友達はたくさんいますが、いい刺激になりますし、何より彼らは本当に格好よく、生き生きとしているなあと思います。一生懸命勉強することを恥ずかしい、と思うことが恥ずかしいのでは、と言うと少し辛口回答でしょうか(笑)

英語を使う環境がない

探せばありますので安心してください。最近は仕事の多様化・グローバル化が進んでいますし、色んな資格も存在します。英会話スクールやサークル、英語が関わるボランティア活動で新しい仲間ができるかもしれません。お子さん・お孫さんのために還元できるかもしれませんし、一念発起して海外に行けば見聞も広がるし練習の成果が試せるし思い出は出来るし、でいいことづくしです。

英語を勉強してもすぐ忘れてしまう

昔と比べると確かに瞬間的な記憶力に関しては落ちてしまっているかもしれません。しかし、今までの経験や知識を関連付けて記憶したり、繰り返し復習する習慣や工夫をしたりすれば記憶というハードルを越えることは可能です。勉強していくうちに覚えよう!という意識や意欲も湧いてくればしめたものです。エンジンを全快にして頑張りましょう。

まとめ

リベンジ学習に一番の妨げになるものの一つに周りの目・声が挙げられます。「いい年して英語なんて…一体どうしたの。」云々、悪気は無いけど心にも無いことを言ってくる方もおられるかもしれません。身内に限ってそういう人がいたりします(笑) それを丸ごと鵜呑みにして「そうかもしれない」と萎縮するのは寂しいことだと私は思います。

本当はその人も一歩踏み出したいけれどあなたと違って意欲や勇気が無くて、急に格好よく輝きだしたあなたが羨ましいのかもしれません。「私はもう一度英語学習に挑戦するんだ!」という決意を自身で潰すことのないよう、大事にして学習に取り組んでいって欲しいなと思っています。英語学習に遅い、なんてないんですよ。安心してその一歩を踏み出してくださいね。

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