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マニラ・バギオ・イロイロで参加したいお祭りやフェスまとめ

フィリピンでは「フィエスタ(Fiesta)」と呼ばれるお祭りが各地で行なわれています。神への感謝を捧げる民族の祭典で、南国らしいカラフルで開放的な衣装に身をまとった人々のパレードが行なわれ、見る者にエネルギーを与えてくれます。

フィリピンの人々の陽気なノリに引き込まれながら、現地の空気をいっぱいに吸い込んで文化に触れる。その地を訪れるからこそ体感できる旅の醍醐味を味わってみませんか?ここでは、語学学校がある町で見ることができるフィリピンのお祭りスポットをご紹介します。

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ブラック・ナザレ
フィリピン最大中の宗教的イベント。
バギオ・フラワーフェスティバル
自然とフェスティバルの融合を満喫!
ディナグヤン
ユニークな衣装と熱狂的なダンスに魅了される!
お祭りスポットを訪れる際に注意すべきポイント
地元の文化を尊重し、観光客としての立場を考えよう!

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■ブラック・ナザレ

<マニラで開催される国内最大の祭り>

ブラック・ナザレ

フィリピンの宗教的行事の中で最大規模のイベントが、“黒いキリスト”を祭る「ブラック・ナザレ」です。毎年1月9日にマニラのキアボ教会で開催され、黒いキリスト像(ブラック・ナザレ)を担いで街を練り歩く行事です。この像に触れると病気が治ると信じられていることから、信仰深い教徒たちが押し合って像に身を寄せます。黒に染まる群衆の光景は圧巻で、人々の祈りの強さを象徴しています。

参加者(像を担ぐ人)は裸足でなければならないという伝統があり、男女問わず多くの人々が像のもとへ集まるため、相当な混雑が起こりケガ人が出るほどです。アクシデントに巻き込まれないように、できるだけ混雑を避けた場所から観覧するなどの注意が必要です。

■バギオ・フラワーフェスティバル

<高原都市バギオの祭り>

コルディリェーラ
(出典:4travel)

フィリピン北部にあるバギオは高原の冷涼な気候で、近くには世界遺産であるコルディリェーラの棚田群があることから観光地としても有名です。

19世紀末にアメリカの支配下となり、アメリカ人の避暑地として開発が進みました。そのバギオで毎年2月第2週から約2週間の間、フラワーフェスティバル「Panagbenga(パナグベンガ)」が開催され、マニラを中心にフィリピン各地から人々が訪れます。Panagbengaは「芽吹きの季節、開花の時」という意味を持つバギオ地方の言葉。

祭りが始まったのは1996年からと比較的新しく、町の中心地でダンスや演奏のパレードが行なわれます。この時期高原に咲くさまざまな美しい花々の収穫を祝う収穫祭であることから、華やかな衣装・フロート(パレード車)の光景に魅了されます。「ひまわり」をモチーフにした彩りあるパレードがこのイベントの象徴で、花の香りが街中にあふれ草花の恵みを感じられることでしょう。

■ディナグヤン

<農業の中心地イロイロの祭り>

サンペドロ要塞

フィリピン中部にあるイロイロは海に面した都市で、国内の農業の中心地として砂糖・バナナ・マンゴーなどの名産品の輸出拠点として有名です。サンペドロ要塞などの植民地時代の遺跡があり観光客も見られ、現在は多くの大学が集まる教育の中心地でもあります。

そのイロイロで毎年1月の第4週に行なわれるのが「ディナグヤン祭り」です。“ディナグヤン”は「楽しくする」という意味を持つ地元の言葉。サント・ニーニョ像(セブ島の像の複製)をたたえる祭りで、ユニークな衣装と熱狂的なダンスが特徴。祭りは夜通し行なわれ、先住民のアティ族の格好をした若者のストリートダンスや、移動式の階段状ステージを使ったダイナミックなパフォーマンスなど見所が満載のイベントです。

■お祭りスポットを訪れる際に注意すべきポイント

地元の歴史や文化を理解して楽しもう!

フィリピンの祭りには観光客よりもさらに多くの現地の人々が参加しています。現地の人々にとって祭りは年に一度の神聖な場ですので、その雰囲気を害する行動は取らないようにしましょう。また、祭りはたくさんの人が集まりトラブルのリスクが増えます。お金・カメラ・時計などの貴重品の管理には注意が必要です。

祭りの開催地によっては、気候の差も出てきます。たいていは屋外のイベントとなりますので、帽子・日傘・水分補給できる物の携帯をおすすめします。冷涼な気候の街では、防寒用の羽織がある方がベターでしょう。

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