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映画「ユージュアル・サスペクツ」から学ぶ英文法|take my word for itの用法

ユージュアル・サスペクツの映画の特徴は、複数の時系列が同時進行することです。その内の1つ、冒頭での謎の船の爆発事故は、この物語の終着点でもあり、始まりでもあります。

映画 ユージュアル・サスペクツ
(出典:Asmik Ace, Inc.)

その爆発事故で生き残ったただ2人の男、そのうちの1人、バーバル。彼を取り調べようとするある男に、上司らしい男が次のように警告します。

[Today’s phrase]

– Take my word for it.

直訳すると、「それのために私の言葉をとれ」ですが、なんとなく意味が通じそうですね。その通り、「言うことを聞いておけ」の意味です。「言うとおりにしておけば間違いない」「良いから黙って従え」といった意味合いでもあり、非常に使いやすいイディオムなので是非覚えておきましょう。

では、こうしたイディオムが存在するのなら、次のような文章はどのように訳すのが良いか、考えてみましょう。

[Today’s question]

次の文章を訳してみましょう。

– Think twice whose word should be taken for it.

whoseは「誰のもの」を示す疑問詞であることからも、take my word for itというイディオムが根底にあるフレーズなのは間違い無さそうです。think twiceは、「二度考える」から「熟考する」の意味ですね。

≪翻訳例≫

誰に従うかよく考えろ。

この様に、既存のイディオムは形を変えて別の表現の中に登場することがあります。イディオムは形が決まっているわけではなく、柔軟に分解や再構成されることが珍しくありません。こういった表現に戸惑わないためにも、多くのイディオムを覚えておく必要があるのですね。

今日はこの辺で!

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