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イディオム(Idiom)

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映画「マトリックス」から学ぶ英文法|私の言っていることがわかるか?を表現する

前回に引き続き、映画マトリックスの中からフレーズを厳選してご紹介します。ただこの映画、序盤が終わってからが本番であり、あまり後半のフレーズを持ち出すとネタバレになってしまう可能性があります。

MATRIXイメージ

そのため、前半からフレーズを紹介しましょう。

ちなみに、ネタバレはspoilerで、This can include some spoilers.で「ちょっとこれネタバレになるかも」という意味です。

[Today’s phrase]

Do I make myself clear?

ネオは、謎のメッセージに従ったものの、気が付くと自分の部屋、自分のベッドにいました。夢でも見ていたのかと思って時計を確認すると、自分が努める会社に大遅刻。上司はネオに「自分が特別だと思っているようだが、これ以上遅刻したらクビだ」と言い、最後にこのフレーズで念を押します。

「私の言っていることがわかるか?」という意味になるこのフレーズのポイントは、make A BでAをBにする、という意味になるということでしょう。この用法は日常的に用いるので、ぜひモノにしましょう。ここでは、「私は私自身をクリアにしているだろうか?」という直訳から、「私の言っていることがはっきりと伝わっているか?」という意味になっています。

この形を取るイディオムとして、make myself understoodやmake myself heardがあります。それぞれ、「自分のことを分かってもらう」、「話を聞いてもらう」の意味です。

[Today’s question]

次の文章を訳してみましょう。

Making yourself heard without listening to others does not make a sense.

動名詞を主語とする文章です。withoutは「~なしで」、make a senseで「意味を成す」という意味です。まずはそこから考えてみましょう。

【翻訳例】

人の話を聞かずに自分の話を聞いてもらおうだなんて筋が通らないよ。

自分のことばかりを話して、他人の話を聞こうとしない人を揶揄する言葉と言えそうです。このように、動名詞を主語とするような文章を使いこなせるとぐっと英語力がアップしますよ。

今日はこの辺で!

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