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映画「インセプション」から学ぶ英文法|たまたま~するを表現する

いよいよインセプションでの英語学習もラスト2パートを残すばかりとなりました。

ついにインセプションの任務を開始するコブとその仲間たち。その第一の難関が、ターゲットであるロバート・フィッシャーとの接触でした。しかしこれを、彼が乗る飛行機の中でパスポートを盗み、それを返す振りをすることで達成します。

映画 インセプション(出典:Warner Bros. Entertainment, Inc.)

その時にコブが言ったのがこのフレーズです。

[Today’s phrase]

– You wouldn’t happen to be related to the Maurice Fischer, would you?

かなり遠回しな聞き方になっている、ということも重要なのですが、ここで特に重要なのはhappen to doという表現です。

これは「たまたまdoする」といった意味で、実はかなり使い勝手が良い表現なのです。そのためこの文章は、「もしかして、モーリス・フィッシャーのご親族でいらっしゃったりはしませんよね?」といったような意味になります。

その他にも、Do you happen to know something?(何か知ってたりする?)などのように、微妙なニュアンスを表現したい時に知っているとぐっと英語らしさが高まるイディオムなので、是非覚えておきましょう。

ちなみに、同様の意味があるイディオムとして、chance toがあります。

[Today’s question]

次の文章を訳してみましょう。

– I chanced to see her at the station.

happen toもchance toも、have toに近い使い方をすることができます。そのため、過去形にもなるのです。訳すだけならば、それほど難しくないかもしれませんね。

≪翻訳例≫
たまたま彼女が駅にいるのを見かけた。

ちなみに、こうした文章は、I saw her at the station accidentally. などのように副詞を使って表現することももちろんできますよ。

今日はこの辺で!

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