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映画「インセプション」から学ぶ英文法|名詞や名詞句だけで会話する

さて、仲間集めも終わり、いよいよ実際にインセプションに向けて動き始めたコブ率いるメンバー。次にするべきことは、ターゲットであるの身辺調査をすることでした。

映画 インセプション(出典:Warner Bros. Entertainment, Inc.)

そして分かったことは、ロバート・フィッシャーの父親が床に伏せており、もう命が長くないだろうこと、親子の間には確執があるらしいこと。そんな時、ある仲間がフィッシャーのある身近な人物に注目します。「こいつは何者なんだ?」それに対する答えがこちらです。

[Today’s phrase]

– Fischer Senior’s right-hand man. Fischer Junior’s godfather.

重要なポイントは3つあります。seniorとjuniorの表現、right-hand man、そしてgodfatherです。

seniorとjuniorは、それぞれシニア・ジュニアとして日本語でも分かりやすいでしょう。年上・年下、などというように訳されますが、色々な表現に繋がる単語なので、今一度辞書を引いてみるのも良いでしょう。ここでは、フィッシャー・ジュニアとフィッシャー・シニアとはそれぞれ、ロバート・フィッシャーとその父親を表していることになります。

right-hand manとは、なんと日本語と同じく「右腕」です。頼りになる部下や仲間を「右腕」と表現するのと同じですね。

そして、godfatherは「(特に洗礼の時の)名付け親」です。女性の場合はgodmotherとなり、性別の区別をつけないときにはgodparentとなります。

[Today’s question]

以上を踏まえて、上記のフレーズを訳してみましょう。

さて、今回のフレーズがセンテンスとして完成していないことにお気づきでしょう。このように、特に会話の上では、名詞や名詞句だけで会話することも多いのです。返答として使いやすいのは名詞、副詞などで、こうした短い返答を使いこなせるようになると英語での会話力もぐっとあがります

≪翻訳例≫

ロバート・フィッシャーの父親にとっては右腕であり、彼自身にとっては名付け親でもある男だ。

今日はこの辺で!

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